日本のハウスメーカーの海外進出

日本の大手ハウスメーカーのトップ2はダイワハウスと積水ハウスです。

ダイワハウスの売上高は3兆円を超え、積水ハウスの売上高は2兆円を超えています。

利益率も利益の絶対額もこの2社が他のハウスメーカーを引き離して突出しており、その分内部留保もどんどん増加しています。

しかしながら、国内の新規住宅着工件数は伸びておらず、連続して100万件を割る水準となっています。

この傾向は、一過性のものではなく、我が国の人口動態から考えても今後さらに悪化する可能性が高いです。

国内で新たに家を建てる件数が減少しているのに、どうしてハウスメーカーの売上高や利益が増えるのか不思議だと思われるかもしれません。

実はハウスメーカー(住宅メーカーとか住宅会社、HMと略したりもする)と言う名称は実はそれほど正確ではなく、総合不動産ディベロッパーと呼ぶ方が正しくなっているのが実態です。

特にダイワハウスや積水ハウスはその傾向が強く、投資物件である賃貸住宅や商業施設の建築が売り上げ全体の大部分を閉めるようになってきているのです。

またダイワハウスではREITが利益に大きく貢献しているなど、家を建てる=ハウスメーカーというのはもはや名ばかりで実態とはかけ離れているのです。

唯一、本来の意味でのハウスメーカーとしての成長が見込めるのが海外市場です。

例えば、パナホームはASEANへの進出に積極的で、特にマレーシアでリンクハウスと呼ばれる戸建住宅を展開しています。

2階建ての住宅を10件程度繋げたような形状で、いわゆる長屋のような商品です。

これを約50万リンギット(約1,256万2,814円:2017年4月10日時点の為替レート)で販売しています。

パナホームの売上高は現在3,500億円程度ですが、そのうちの10%を海外での売上高にするというのが目標のようです。

今回はパナホームだけ紹介しましたが、他のハウスメーカーも国内での成長が見込めない以上、海外進出をせざるを得ない状況になっており、積極的に進出をしています。

海外で日本の住宅技術がどこまで通用するか楽しみです。

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